10/29
清水港に戻ってきました
 走行距離 : 0 NM
 Total : 3481.5 NM
 走行時間 : 0:00
 Total : 615:45
電車を使い清水駅にもどり、駅近くで夕食を摂ってから夜10時に「さつき」に戻ってきました。
先日の台風では強い風が吹いた模様で、ドジャーの上に取り付けていたソーラーパネルの位置が少し動いていましたが、その他の場所に異常は無いようです、ひとまず安心して航海を再開します。
次は下田港に行く予定です。
10/30
伊豆・下田港へ
 走行距離 : 46.7 NM
 Total : 3528.2 NM
 走行時間 : 8:50
 Total : 624:35
今日の目的地の下田港までは45マイル以上と距離があるのと、日没の時刻が早くなっているので、眠い目をこすりながら6:45に「折戸マリーナ」を出発しました。朝もやの中、深い清水港を抜けだすのに40分もかかってしまいました。23日に到着した日には富士山が出迎えてくれたのですが、今日は全く見えないのが非常に残念です。向い潮を避けたいと早く駿河湾の中央に出るために、まずは土肥(とい)港に向い、湾央からは波勝崎(はがちざき)に転針しました。松崎港近くの「さくら」の「まご茶漬け」が食べたいなぁ、と思いながら港の前まで来ると、正面からの風に加えて、向いから1.5ノット以上の潮と大きなうねりが襲って来るため、エンジンの回転数を上げて船速を落とさないようにしながら伊豆半島先端の石廊崎で本線航路に入りました。波勝崎の野猿公園では今日も元気なサルがかっ歩していましたよ。
御子元島(みこもとじま)には4日前に続いて今日も韓国の貨物船が座礁したらしく、座礁船と周りを飛び交うヘリコプター、それに海上保安庁の船などがよく見えています。そんな光景を右手に見ながら、横根の岩礁を大きく回ってから下田港へ向かいました。
1854年にペリー提督が最初に上陸した地点と言われる場所にある「サンバード桟橋」に15:35に着艇、8時間50分、対水距離48.7NM、対地距離46.7NM、今日もチョット長いクルージングでした。ガソリンスタンドに電話注文して給油の後、近くの銭湯「昭和湯」の熱い湯に浸かり、食事をして戻って来ました、下田は5年前に来ているので町中の勝手もわかっています、なにかもう母港に戻って来てしまったような安堵感を感じました。ここから銚子までは海域も港もおなじみの所、でも「銚子までは気を緩めてはいけない」と自分に言い聞かせています。次は伊東港に向かう予定です。
10/31
伊豆・下田港で待機
 走行距離 : 0 NM
 Total : 3528.2 NM
 走行時間 : 0:00
 Total : 624:35
朝の4時頃眼覚めると、東からの強風が音を立てています、弱まる事を期待してまた就寝。
6時に目を覚ましてもまだ風の音が!、気象情報をチェックすると、御子元島では北東の風が14m/sと、ずっと変わらずに吹いています。9時になっても相変わらずの強風で、この山に囲まれた港の中でも白波が立っているので今日の出港は諦めてしまいました。東よりの風なので西向きに係留していた「さつき」を「下田ボートサービス」のスタッフの方達に手伝っていただき、反転して東向きに係留しなおしました、これで船底を叩く波音も少なくなり、多少快適になりました。
船内でゆったりしていると離れた所に係留している「悠悠」のOUCDさんがオートパイロットの設置方法について悩んでいました、こちらはヒマを持て余しているので早速工具を用意して取り付けのお手伝い、たぶん同じような年代の方ですが、いつかは私のように日本一周をしたいと思っているようです、大丈夫です!時間さえあれば誰でも実現できますよ。
近くの食堂での昼食の後、久しぶりにユックリと昼寝。目覚めても強風の音、結局一日中10m/sを超す強風が吹き荒れていました。夕方の5時くらいになって初めて風の音が気にならない程度に落ちました、明日は大丈夫でしょうか。次は伊東まで行く予定ですが・・・。
11/1
伊豆・伊東港へ
 走行距離 : 28.9 NM
 Total : 3557.1 NM
 走行時間 : 6:20
 Total : 630:55
御子元島座礁船の対策本部が近くに設置されているので、夜明けとともに数隻の船がライフジャケットをつけた作業員を多数乗せて次々と出港して行っています。港内を吹く風は2m/s程度で、薄曇りながら太陽の光が射しています。今日の出港を決意、6:50に「下田ボートサービス」の浮桟橋を離岸、平日にもかかわらず釣り人が大勢いる東防波堤の外でセールを揚げて港外へ、正面には御子元島と座礁した船体が見えています。爪木崎沖の岩礁地帯を大きく迂回して伊豆大島方向へ、大島はモヤに包まれて全く見えていません。河津沖でタックして稲取崎先端に向うと船が波に叩かれるのが少なくなり少し快適になりました。稲取沖まで来ると伊豆大島の影に入って波が収まり、スターボからの良い風が吹いて来て対水速度は7ノット位まで上がります、しかし依然として1.5-2ノットの向い潮で対地速度はなかなか上がりませんが。川名崎、手石島を大きく回ってやっと潮から解放されて軽快な帆走となったのも束の間、あっと言う間に伊東港に到着してしまいました。
伊東港では一昨年「銚子マリーナ」でお会いしたNGIさんや先日、日本一周の途で「銚子マリーナ」に立ち寄った「ペーパームーン」のGTOさん達の出迎えを受け、苦手な槍付けを手伝っていただきました、本当に助かります。13:10、6時間20分、対地距離28.9NM、対水距離36.1NM、と終始向い潮のクルージングでした。
昼寝タイムの後、近くの銭湯で汗を流しました、2年前も入った銭湯ですが、なんとまだ¥200−できれいなお風呂に入れるのは驚きです。「5回来れば6回目はタダにするよ」だと、6回も来るのはチョットしんどいけど、タダでなくても安いからまた来るよ!。
次はこの「さつき」の「実家(?)}の三浦港に向かう予定です。
11/2
三浦半島・三崎港へ
 走行距離 : 27.9 NM
 Total : 3585.0 NM
 走行時間 : 5:30
 Total : 636:25
昨夜の雨が朝になってもまだ残っています、今日は距離があまりないので雨があがり空が明るくなるのを待って7:50に離岸しました。港から離れるとすぐにポートクローズの風が吹いていて結構船速が出て快適なセーリング、しかしすぐに短い波長のうねりがあり、うねりに叩かれる度に船速が落ちてしまいます。しっと我慢で相模湾の中央まで来ると伊豆半島が霞んできて、代わりに江の島や三浦半島の姿がくっきりと見えてきました。相変わらずの曇り空の中真っ直ぐに港口に向い、三崎港「三崎フィシャリーナウォーフ」の前に着岸しました。13:20、5時間30分、対地距離27.9NM、対水距離29.6NM、曇り空のあまり快適ではないクルージングでしたが、時間が短かったので良しとしましょう。
もやいを取って後片付けをしていると大きなヨットが後ろに着岸しました、「DYLAN」から降りて来たのはなんと山形の飛島でお会いした「Pitch&Run」のYSTKさんなのです、久し振りの再会に思わず握手、この船のオーナーのKYMさんとクルーの方と4人で近くのお寿司やで昼食となりました。夜にはYSTKさんの奥さんもここで合流して、九州の唐津に向かうのだそうです。
次は勝浦港を目指す予定ですが、一昨年同様に房総半島東岸では北風が強く吹きそうです、その時には舘山まで行って待機となるかも知れません。もうゴールも近いのですが最後までペースを崩さずに行きます。