8/19
洗濯の日

今日も暑い、じっとしていても汗ばんでくるようです。とは言っても日本の暑さとは比べものにならないくらい過ごしやすい気温と湿度です。日本のアメダスデータを覗くと千葉あたりでも真夜中に27℃と熱帯夜が続いている様子が分かります。こちらは昼間どんなに暑くても夜になると15℃以下になり寝苦しい事はまるでありません、申し訳ないように睡眠が十分とれています。
今日はガイドの仕事が無いので少しだけたまった衣類の洗濯をすることにします。全自動のドラム式の洗濯機に衣類と洗剤を放り込んでスイッチを入れれば30分くらいで完了、あとは室内の物干しラックに広げて窓を開けておけば3時間くらいで乾いてしまいます。湿度が低いので乾くのがとても早い。ついでにトレッキングシューズと雨具も洗ってから防水液を塗って明日に備えることにします、とは言っても雨が降ることが少ないので防水処置の効果を試す機会がほとんどありませんが・・。
明日はツェルマットで定番のリッフェル湖のハイキングです。

8/20
暑い日、定番のリッフェルゼー・ハイキング

朝にツェルマットに到着すると極々薄くモヤっていますがほぼ快晴です、朝の気温も13℃ととても高い。今まで特に7月中にはなかった程の気温です、相変わらずリュックにはフリースを入れていますが、全く使う機会はなさそう。空気が澄んでいるので太陽光ですぐに気温が上昇します、多分今日も25℃を超えるものと思われる天候です。
今日は福岡から来たグループを登山鉄道でゴルナグラードまでエスコートし360度見える4000M級の山々をそれぞれのエピソードを交え説明しリッフェルゼーをハイキングしてツェルマットまで戻って来る定番のコースです。いつも日本人で渋滞していたハイキング道も8月になってからはグループ数が半分以下になっていて結構スムースに完了する事ができました。8時にホテルのロビーまで迎えに行き、昼食のレストランまで送るたった4時間の同行ですが結構皆さんと打ち解け合い一緒にツアーをしている気になってしまいます、次はTGVを使ってパリまで行くそうで羨ましい!!、十分に楽しんでください。
明日から4日間オフになるので無料の公共機関をつかって、スイスとの国境の町「バローシン」あたりに散策に行ってみようと思っています。

  
       リッフェル湖周辺のハイカー
    一頃にくらべてハイカーの数が激減しています、でももちろん100%日本人です。

8/21
ゴンドラ乗り場は混雑しています

いつも車で通過しているスイスとの国境の町「バローシン」の道端には多分手植えだと思われるすごくきれいな花壇があり、車の中からはなかなかカメラに収める事ができないので、バスを使って行ってみようと家を出ました。ところが外に出ると気温は28℃とすごく暑い、すぐにあきらめて国道の向こう側の「カルフール」への買い物に予定変更です。ユックリ歩いたのですがとても暑くすぐに汗が噴き出してきます。
ひととおり買い物を済ませて帰途は「エギュイユ・ド・ミデイ」のゴンドラ乗り場を通ってきました。乗り場駅ではゴンドラ乗車待ちとチケット購入の大きな列ができています。いつも溢れていた日本人の姿は今は無くて、代わってバカンスの最後の時期なのでしょう、待っているのは西洋人ばかりで、今日も乗車の整理券が発行されています。モンブラン山頂は今日も見えているので多分3842mの展望台は観光客で一杯だと思われます。

  

        ゴンドラ乗り場の状況

8/22
オフの日の山歩き

昨日より気温が5℃くらい低い予報なので、駅前に停まっている振替バスに乗り込みました、この路線はシャモニー駅から国境までのフランス側がずっと運休のままです、車から見ると線路を取り外している場所もあります、もしかしたら廃線にするのかまたはもっと大掛かりな補修をしているのでしょうか?
スイスとの国境の町「バローシン」の駅前まで来ました、となりの「シャトラード」まで行く個人旅行の日本人の家族が降りる私を見て「どこに行くのかな?」と不思議そうな顔で見詰めていました。
早速国道を歩いていつも気になっていた花壇まで移動、沢山写真を撮りましたが目で見た憾動がわかるような写真はなかなか撮れませんでした。
「バローシン」の駅に戻り近くの乗り場からゴンドラに乗り1950mの地点から山歩きを開始しました。約一時間で「バルム・コル」の小屋に到着、小屋の周りには私と同じか上の歳まわりと思われる9人の日本人一行が休憩をしていました、聞くと「ツール・ド・モンブラン」と銘うってモンブランの周りの登山道をもう9日もかけて歩いているそうです。元気な日本人達でした。
一昨年UEKさんと来たことがある「シャラミリョン」まで下山してからゴンドラで「ル・ツール」まで下りてきました。
山里の町ではもうナナカマドが真っ赤な実をつけています、日本では10月の景色ですが、こちらではもう秋が確実に訪れています。

   
        バローシンの道端にある花壇です

  
         バルムのコル(鞍部)にて
     手前の二人以外は日本人登山者、奥に見えるのはモンブランです。

8/23
雲の多い一日です

今日は3000mあたりまで雲が垂れ込めていてモンブランの山頂は見えません、時々弱い雨が降ってきます。今日もガイドの予定が無く窓から曇り空を見上げながらアルプスについての資料に目を通して過ごしました。
そろそろ手持ちのユーロが少なくなったので、明日は昔から持っていた少しだけの米ドルと、貯まったスイスフランを銀行に持って行きユーロに替えてくる予定です。

  
    バルムの山小屋、後方はモンブランで山頂に雲が架かっています。(昨日撮影)
8/24
                 両替をしたけど手数料が高かった 

1996年にアトランタに行った時1ドル79円と円高の時にゲットした米ドルが53ドル残っていたので町の銀行で少なくなったユーロに替えたのですがたった32ユーロにしかなりません、結構手数料を取られた感じです。
帰りにビールとジュースを買って家に戻り、天気が悪いため少し躊躇しながら衣類の洗濯です。日差しが弱いのでなかなか乾きません、夜まで干すことになりそう。
明日は泊りがけでツェルマットに移動します。

8/25
ゴルナグラード展望台で山々の説明

今日のグループは登山電車で展望台まで行き山々を眺めるだけのガイドです。
ツェルマットの町からは曇り空で山は全く見えませんでしたが、登山電車で登るにつれて晴れ間が出てきて展望台に到着する頃にはマッターホルン以外の山々がかろうじて姿を現しました。昨日から二日間は天気が悪い予報だったので心配していましたがこれで一安心です、とりあえず荘大な景色を見られたので皆さん喜んで次の観光地に向かって行きました。
ツェルマットの町で皆さんを見送ってから、明日のガイドの下見のため登山電車に飛び乗りローテンボーデン駅から歩きはじめました。「午後から雨」の予報通りすぐに雨が降ってきて、おまけにアラレまで降ってきたので、通常は一時間半かけてハイキングするコースを30分で歩いてしまいました。
今夜はツェルマットのホテルに宿泊します。明日の天気は上々の予報なので楽しみです。

  
      ツェルマット市内の交通機関
私が初めて訪れた30年も前からツェルマット市街地の交通機関はこの馬車と電気動車しか走れない事になっていました。
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