6:20横抱きしていた「Little-MO」に続いて館山港を出港しました。しばらくは真西の稲取港に向かっていた「Little-MO」を追いかけるように走り、須崎を越えたところで南西に針路を変えて伊豆大島の中央に向かい、全く風の無い海面を機走で順調なクルージングを続ける事になりました。
須崎と大島の中間地点まで来て右方向に真っ白な富士山が霞の上に頭を出しているのを見てクルー全員歓喜の声をあげてしまいました。
次第に須崎の山並みの姿が薄れて行くと前方に大島が見え出し、前方に大島がある事を信じていなかったクルーたちも納得、皆初めて海路で大島を訪ねる期待が高まってきたようです。
後半少し強まってきた風に船速を増しながら波浮港に入って行くと、早く入港したのに連休のため、すでにヨットやモーターボートが多数入港していて横付する岸壁が見つからず、少し空いた岸壁に慣れない槍付けで12:15に着岸しました。
元同僚HYSさんのヨットが保田から波浮に向かっているとの連絡が入り、たまたま空いた岸壁に横付けし直しHYSさんの船に備えることにしました。
「ロッジ・シークリフ波浮」でお風呂をいただき、昨日潮を浴びた体をスッキリさせてから到着したHYSさんとIMFKさんと合流して、ただ一軒の「成田屋食堂」で久しぶりの再会に乾杯、今夜も楽しい夕食会になりました。
明日は銚子帰還に向けて勝浦方面に向かいます。
対水距離31.14NM、対地距離30.71NM
古い火口跡の波浮港と外海に繋がる水道の様子