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5/26
韓国・釜山行きの準備
 走行距離 : 0.0 NM
 Total : 0.0 NM
 走行時間 : 0:00
 Total : 0:00
天草に係留中のKNさんの30フィートのヨット「風」で韓国の釜山に向います。
予定では明日27日に空路熊本へ、28日天草に移動して30日に出港し、長崎、平戸と経由して対馬・厳原港へ行き出国手続きを済ませて釜山港へ、往復で約10日間の航海になります。 クルーは「風」オーナーのKNさん、「さつき」のクルーのNMTさん、それに私の3名の予定。 今日、着替などの衣料をクロネコの熊本県・松橋(まつばせ)配送所止めで送りました。
いよいよ楽しい航海が始動します、途中で就航中のK&Aと会えれば良いのですが。 。
5/27
熊本へ
 走行距離 : 0.0 NM
 Total : 0.0 NM
 走行時間 : 0:00
 Total : 0:00
10時過ぎに稲毛駅まで家内に送られて今回の旅がスタートしました。
羽田13:15発ANA645便熊本行きに乗り込むと、同乗の人々は一部のビジネスマンを除きほとんどツアー客のおじちゃん・おばちゃんばかり、私も決して違和感なく溶け込む世代です。
15:00熊本に着きゲートを出ようとしたら大きな声で私を呼ぶ声、今日熊本に着くとは連絡していたのですが、スキー仲間のMTIさんご夫妻に出迎えていただきました。そのままMTIさんの車で熊本観光ドライブに、当初熊本城くらい見られれば良いかなと考えていましたが、阿蘇山観光のドライブに誘っていただきました。「草千里が浜」、「仙酔峡」、「大観峰」などや地元の人間ではならではの観光スポットを細かく回っていただき雄大な景色を堪能することができました、思わぬ観光旅行に感謝感激です。 観光旅行の後は「ホテルルートイン熊本駅前」に急いでチェックインの後、MTIさんの行きつけの店でおいしいお酒と料理での歓談となりました。 昨年の本州・九州一周の旅では熊本県の内陸はあまり見られなかったので、今回の観光で少しだけ熊本通になりました、焼酎も馬刺しもおいしかった!。
明日は松橋(まつばせ)で送っておいた荷物を受け取り天草の港に向かいます。
   
                          阿蘇山にて
5/28
天草・本渡(ほんど)・大矢崎へ
 走行距離 : 0.0 NM
 Total : 0.0 NM
 走行時間 : 0:00
 Total : 0:00
熊本駅から電車で3つ先の駅・松橋(まつばせ)に行くと、駅にはすでに「風」のオーナーのKNさんが車で迎えに来てくれていました。クロネコの配送所に立ち寄り荷物を受け取ってから、ひとまずKNさんの家に行くと昨年の8月に立ち寄った時にも出迎えてくれたARKさんが来てくれました、久しぶりの再会に握手です。
昼前には車で天草五橋を通り「風」を係留している天草本渡港の北にある大矢崎へ向かいました、仲間達で作ったという洒落たクラブハウスにはすでにNMTさんが着いていて、クラブのメンバーが入れ替わり立ち替わり訪ねて来ます、平日なのに結構賑やかな所です。 スーパーで買い物、近くの食堂でチャンポンの夕食を済ませ今夜は早めに寝ます。
今夜の強い雨は未明には止みそうなので潮の状況を考慮しながら、明日は長崎に向けて出港するつもりです。
5/29
長崎サンセットマリーナヘ
 走行距離 : 42.8 NM
 Total : 42.8 NM
 走行時間 : 6:50
 Total : 6:50
5:45 大矢崎出港   12:35 長崎サンセットマリーナ入港   対地距離 42.8NM
夜中に急に風雨が強くなり低気圧が通過し、この静かな港の中でも大きく船が揺られました。
朝4時に起床して出港準備、かすかに小雨が残っていましたが西の空が明るく風もなく、出港するのに問題はないようです。鏡のような海面を浅瀬に注意しながら出港し北に向かって進むと雲仙普賢岳が雲の上に山頂を見せていす。「風」は以前銚子に係留していた時のとは見違えるほど軽く走りかなり進化しているようです。 早崎瀬戸に入り漁船集団の中を注意しながら西に進むと連れ潮で一時8ノット以上に船速が上がり快調に長崎半島の南端を目指し、小亀岩を過ぎるころになると左前方から東支那海の大きなうねりが襲って来て船が大きく揺られ、私もKNさんも少し船酔い気分、でも日が射してきて気温が上がり正面の長崎半島が良くみえて快適なセーリング日和となりました。
樺島の灯台、野母崎とかわしてから次第に北に向かうと風は真正面に変わりスプレーが顔にかかり、貨物船がうねりで大きくピッチングを繰り返してすれ違って行きます。 通称「軍艦島」と呼ばれている異様な形の「端島」を今回は左に見て伊王島の東の大中瀬戸を通るころには正面からの風が強まってきましたが瀬戸を抜けるとすぐ正面に小さな「松島」、その先に「長崎サンセットマリーナ」が視認できました。
マリーナのスタッフにもやいを取っていただき浮き桟橋に着艇、着艇儀式の乾杯、昼寝の後はあまりの暑さにシャワーを浴びて日が沈むのを眺めながらの夕食となりました。 次は平戸港を目指し今夜も早く寝ることにします。
 
                           長崎サンセットマリーナの「風」
5/30
平戸港へ
 走行距離 : 47.0 NM
 Total : 89.8 NM
 走行時間 : 8:00
 Total : 14:50
5:05 長崎サンセットマリーナ出港 13:05 平戸入港  対地距離47NM
まだ暗い4時ちょうどに全員起床しました。少しずつ明るくなってきていますが、今日の天気の悪さを予感させるように真西の空に真黒な雲がかかっています、風はほとんどないので早速出向準備、ようやく明るさが出てきた中の出港です。 港を出て北西方向の池島に針路を取ると風はスターボのアビーム、ジブを開いて結構快適なセーリングを楽しんでしまいました。 池島に近づくと風が弱まり鏡のような海面を見ながらの機帆走で、池島の西の水道を抜けて御床島の先端を目指すと、ついに真向いの風に変わり波が高くなります、少し連れ潮に押されているのでスピード的には相変わらず快調な北上です。
昨年通った黒島の東側を通り平戸の瀬戸に入って行っても連れ潮の状況は変わらず、GPSは常に同じ到着時刻を示していました。 後ろから来る大型船や、高速で追いかけて来る漁船に注意をしながら平戸港に進入して行き昨年と同じ観光桟橋の奥側に着艇しました。
桟橋の反対側には3日前に大矢崎を出港した「どんたく」がすでに係留しています。今日は終始曇り空で気温も上がらずじまいの涼しいクルージングでした。 丘の上のホテルで入浴をして、「やきにく鈴」に入り「平戸牛」で早目の夕食となりました。 明日は今日よりも長距離になるので、またまた早く寝ることにします、次の目標は対馬の厳原です。

 
                   平戸の「幸橋」、通称「オランダ橋」        
 
                  久しぶりにうまい牛肉にありついた三人
5/31
対馬・巌原(いずはら)港へ
 走行距離 : 54.2 NM
 Total : 144.0 NM
 走行時間 : 9:10
 Total : 24:00
5:15 平戸出港  14:25 巌原入港 9時間10分  対地距離4.2NM
まだ暗い内の4時に起床して出港準備、空が明るくなってから出港し狭い水道を強い連れ潮に乗って抜けだしました。
曇り空の昨日と違い朝日の中を的山大島の大賀鼻を目指しジブを開いてクローズのセーリング。 大賀鼻を過ぎると正面からの強風と大きなうねりが襲って来て「風」は大きくピッチングとローリングを繰り返し1時間以上も頭からスプレーを浴びて3人ともずぶ濡れになりながら格闘する事になってしまいました。 「このまま壱岐の島に行こうか」とも思ったのですが、二神島がはっきり見えだして真横に来た時に意を決して厳原に船首を向けると風と波は正面からに変わり次第に風が収まって来たのでそのまま厳原へ、正面からのうねりはこの後もずっと続きました。 結局一日中もやっていて、すぐそばを通ったものの壱岐の島は全く見えずしまい、厳原まであと12マイルの所まで来てやっと対馬の島影を確認することができました。
同時に入港しようとしている高速フェリーを先にして一番北奥の海運会社の岸壁に着岸、 続いて入って来た韓国からの55フィートのヨットが検疫を終えて、すぐ隣に停泊してきました、この船は大きい!!、韓国人、イギリス人、ドイツ人の総勢6人の混成チームでこれから九州を一周するそうです。
昨年と同じコミュニティーセンター内のうどん屋で夕食をとり、マル秘情報で近くのお風呂をいただき船に帰ってきました。ここ厳原の町の様子は私にお任せあれ、厳原に来る方は”燃料を入れる前に”連絡をいただければ徒歩で行ける風呂の情報を提供します。 出国の手続きが月曜日になるので明日は一日中対馬でゆっくりすることにします。
6/01
厳原港にて待機
 走行距離 : 0.0 NM
 Total : 144.0 NM
 走行時間 : 0:00

 Total : 24:00

今朝はいつもより遅く起床し朝食後にくつろいでいると、昨日隣に係留した韓国からのヨット「SNARK」に声を掛けられ、船内で挽きたてのコーヒーをいただきながら、こちらから九州の港の情報を提供し、お返しに釜山港での人脈を紹介していただきました。国籍は違ってもヨット仲間としての国際交流のひと時となったようです。
壱岐に向かう「SNARK」の出港を手伝った後、レンタカーで島内観光に出発、天気が良いので絶好のドライブ日和です。まずは「万関橋(まんぜきばし)」に行くと狭い水道に速い潮が流れています、やはり潮止まりをねらって通過するのが最良のようです。次に一時待機する事になる「長板浦(なげえたうら)」をチェックして「伝承館」で昼食、 その後「元寇戦場跡」、「安徳天皇陵」、「石屋根」、「美女塚」、「つつ崎」、「鮎返し」、などを巡り、「真珠の湯」で入浴して巌原港に戻り、結構のんびりとした観光の一日になりました。
明日は出国手続きをした後の潮の状況を見図らって、午後に釜山に向けて出港の予定です。  
 
                           対馬の石屋根
6/02
巌原出港
 走行距離 : 15.7 NM
 Total : 159.7 NM
 走行時間 : 3:00
 Total : 27:00
15;55 巌原出港  18:55 錨泊地到着    3時間00分   対地距離 15.7NM
昨夜はKNさんとNMTさんが洗濯を済ませたので、今朝は私がコインランドリーに行って衣類の洗濯、9時前に3人で合同庁舎の「税関」、「入出国管理」、「検疫」に行き出国のための手続きをしました。他の二カ所は書類を提出するだけで済んだのですが、「検疫官」は船まで来て懐中電灯で戸棚やトイレの中まで入念に調べていました、キャビンの中は難民船のように荷物が雑然、もっときれいにしていれば早く検査がOKになったと思われます。
これで出国手続きは完了です、一昨日と同じうどん屋の「対州庵」で昼食をとり昼寝をしてから小雨が残る中の出港となりました。 巌原港を出て北東に針路を取るとスターボ・クローズの風と波、それに向い潮に翻弄されながらひたすら我慢の航海となりました、スプレーで三人とも頭から海水を浴びずぶ濡れ状態です。 錨泊地の入り江に入ると途端に波が無くなりランニングで入江の中に入り錨泊、東の風が強いのですが船は揺れず静かな場所です。 早速到着儀式を済ませ早目に寝ることにします、明日は暗い内にスタートして釜山に午後14時前後に到着する予定をたてています。
ただしこの静かな場所でも風雨ともに強くて、場合によってはもう一日ここに錨泊することになるかも知れません。
6/03
錨泊待機
 走行距離 : 0.0 NM
 Total : 159.7 NM
 走行時間 : 0:00
 Total : 27:00
朝、暗い内に目覚めると強い風と雨が残っています。出発まであと3時間だけ様子を見る事にしましたが状況は全く変わらず今日の航海は断念し、ここで待機することになりました。薄日は射して来たものの小雨が残り強い東風は収まる様子がありません。
昼過ぎ一艘のモーターボートが近付いて来て声を掛けていただきました、聞き覚えのある関西弁にハッチから顔を出すと昨年浅茅湾に滞在した時にお世話になりました「鬼が島」のTBKさんではありませんか!思わぬ再会に握手となりました。 明日は空は晴れそうですが強風が残る見込み、出発は微妙なようです。
6/04
7マイル先へ移動
 走行距離 : 6.8 NM
 Total : 166.5 NM
 走行時間 : 2:00
 Total : 29:00
14:30 出発  16:30 到着  2時間00分  対地距離 6.8NM
今朝も3時に起床しましたが、依然雨と風が残っていて今日の出発も早々と中止を決定、しばし朝寝の後、狭い船の中で3人やる事も無く時間を過ごすことになりました。
午後になり雨が止んだのですが雨除けのオーニングを開いたままで出発、すぐ隣の入り江を覗くため入って行きました。狭い入り江の奥には小さな造船所や浮桟橋があり漁船もたくさん係留されています、ここも台風の時の避難港として最適なようです。 再び入り江を抜け出して岬を幾つも交わしながら北へ、相変わらず北東の風が吹いています。 一時間も走ると錨泊の入江が見えてきました。内側に入り東奥に錨泊、また雨が降ってきました、すぐに船内で夕食をとり今夜も日の落ちるのを待たず寝ることにします。 これから雷雨がありそう、明朝は出発できるでしょうか?  

                          静かな入り江の夜景
6/05
韓国・釜山へ
 走行距離 : 51.9 NM
 Total : 218.4 NM
 走行時間 : 8:10
 Total : 37:10
4:55 出発  13:05 韓国・釜山ヨット競技場到着   8時間10分  51.9NM
予報どおり夜半に雷雨がありました、4時前に起きてもまだ時折り強い雨が、出発は難しいと思われましたが、4時半くらいに雨が上がり出発を決定しました。まだ明るくなっていないので航海灯を点けて湾外へ出て北へ、風は全くありませんが代わりに大きなうねりが前から襲ってきます。 「風」はまるで木の葉のように揺られ、波を乗り越える度にたたかれ約6時間の格闘でした。一度だけでしたが正面からのうねりで船が浮いた途端に横からの別のうねりに押されて船が横に叩きつけられました、初めての経験です。幸いにも正面からの風が弱かったのでスプレーをあまり浴びずにすみましたけど。 釜山の20マイル手前くらいで陸地が見えて来て、次第に釜山の高層ビル群が見えてくる頃になると、うねりが弱まり薄日が差し始め少し楽になりました。
遠くから高速道路の橋げたを視認してから一路ヨット競技場に、マリーナの中に入って指定された桟橋を探してウロウロしていると、一人のヨットマンが乗り込んで来て桟橋まで案内していただきました。こちらは韓国語がまるで理解できないのに英語の桟橋番号と身振り手振りで何とか通じて一安心です。 KNさんが事務所に行って手続き、続いて「入出国管理」、「税関」、「検疫」の係官が次々と訪れ、それぞれつたない英語で会話し入国OKとなりました。 ここでこれから九州・瀬戸内へ向かうというオーストラリアからのヨットや、横浜からのヨットのオーナーの方達に会う事ができました。
このハーバーは1988年ソウルオリンピックでヨット競技会場となったのを記念して整備されたハーバーで、いたる所に記念碑が建っています。  今回はここに到達したことを一つの成果として、明日はすぐに対馬に向います、観光では近いからいつでも来られるもの・・。  

                  釜山ヨット競技場にて、これが証拠写真です。

                        釜山ヨット競技場の夜景
6/06
対馬へ
 走行距離 : xx.x NM
 Total : xxx.x NM
 走行時間 : x:xx
 Total : xx:xx
12:20 釜山出港 
釜山ヨット競技場の朝は濃い朝モヤに包まれていて、ジョギングをする人、散歩をする人、釣りをする人などいろいろな人々が行き交っていました。 少しユックリ起床して、桟橋で釣りをしている韓国人に挨拶をしてから出港、日に光る街並みをカメラに収めながら真南に針路を取りました。昨日とは打って変わって静かな海面で、まずは久し振りの5時間ほどのルンルンな航海となりました。 潮の流れは向い潮、船速が上がらず次第に東方向に流され早目に対馬に近づいてしまい、帰りは島の景色を眺めながらひたすら機帆走で静かに南下を続けることになった航海でした。


                             釜山の街
6/07
厳原港へ
 走行距離 : 72.7 NM
 Total : 291.1 NM
 走行時間 : 13:00
 Total : 50:10
10:00巌原港到着  72.7NM
今日も驚くほどの静かな海面が広がっています、一路厳原へ、多少西寄りの風のために対島の東沿岸は波が小さかったけれど正面の風で少しだけ潮を浴びた航海でした、日が差し気温が上がり暑くなってから、とりあえず合同庁舎の近くに着岸しました。ひととおり入国手続きをしてから以前停めた製氷工場前の場所に移動係留して、すぐに「交流センター」内のうどん屋「対州庵」に行き昼食、帰国を祝って昼食と乾杯です。
次は天候により壱岐の島あるいは平戸に向かう予定です。
6/08
平戸港へ
 走行距離 : 53.7 NM
 Total : 344.8 NM
 走行時間 : 9:00

 Total : 59:10

5:15 巌原出港  14:15 平戸到着   9時間ちょうど  対地距離 53.7NM
すでにフェリー桟橋には博多からのフェリーが着いています。空が明るくなるのと同時に離岸して港外へ、驚くほど静かな海面をすぐに来た時と同じ航跡に沿って南に、朝モヤの中をひたすら進む事になりました、三日前までの荒れた海に慣れてしまった3人にとって、むしろ違和感さえ覚えるほどの静けさです。
対馬の姿が次第に薄れていき壱岐との中間海域に来るとおびただしい数の漁船の群れがありました、70隻まで数えましたが本当の数はわかりません、中には青い船体に「日の丸」を上げている船もあり、たぶん韓国船ではないかと思われます。今日は何かの魚の解禁日なのでしょうか?。 とにかく漁の邪魔をしないよう右へ行ったり左へ行ったりとスラローム状態、静かな海面にヒマをもてあましていた3人には格好のヒマつぶしとなりました。往路では全く見えなかった壱岐の島の全容がずっと左手に見えています。 少し南に転針して平戸瀬戸を目指しても海面の状況は全く変わらず、ひたすら時間の過ぎるのを楽しんだ航海でした。
まだ潮流の残った平戸瀬戸に入り、前回と同じ観光桟橋に到着しました。 乾杯をしてしばしくつろいだ後、温泉浴場に行き入浴、近くの居酒屋で食事をして船に戻って来ました。 明日は長崎を目指す予定です、途中の九十九島に同じ銚子から来ている「K&A」が入っているので、うまくドッキングできると良いのですが・・・。
6/09
長崎出島ハーバーへ
 走行距離 : 51.1 NM
 Total : 395.9 NM
 走行時間 : 8:15
 Total : 67:25
5:05 平戸出港  13:20 長崎出島ハーバー到着   8時間15分  51.1NM
ほとんど日の出と同じ時刻に出港しました。平戸瀬戸に出るとまだ弱い南流が残っています。朝モヤにそびえる平戸大橋をくぐり広い海域に入り、追いかけて来る貨物船をやり過ごしてから鏡のような海面に航跡を残し一路南に。
九十九島に入っているK&Aとドッキングしたかったのですが、今日の行程は50マイルほどあるので残念ながら立ち寄らずに直進することになりました。 佐世保港沖を過ぎる頃には気温がどんどん上がってきます。今日の北海道では30℃まで気温が上がるそうです。
終始6ノット以上をキープして長崎湾に進入し、汗を拭きながら長崎出島ハーバーに着艇しました。ハーバーには巌原で会った韓国の「SNARK」が係留してあり乗組み員の姿が見えません、聞くところによるとトラブルでヨットを一時ここに置いて帰国したとのこと、またまた残念です。 次は「風」の現在の母港の本渡の予定です。
 
 
                        長崎湾に掛った「女神大橋」
6/10
本渡・大矢崎港へ
 走行距離 : 43.8 NM
 Total : 403.7 NM
 走行時間 : 7:10
 Total : 74:35
6:00 長崎出島ハーバー出港  13:15 本渡・大矢崎港到着 7時間15分  43.8NM
先に出港する神戸からの2杯のモーターボートを見送ってから出港しました。彼らは今日門司まで行くそうで安航を祈ります。 今にも泣き出しそうな空ですがなんとかもっています。長崎湾を出てから以前に通ったコースに沿って南下、軍艦島「端島」の近くには島を観光しようとするかのような一杯のヨットがウロウロしていました。ずっと鏡のような海面でしたが、野母崎を回り次第に東に舳先を向けていくと正面からの風が強くなりました、それも束の間、再び海面は静かにかわって雨が降ってきました。「今日、九州全土が梅雨入りした」との報道がラジオから流れていました。
弱い潮の流れに乗り「早崎瀬戸」を通過、南に転針し約1時間ほどで港口、中から天草のヨット仲間のNGNさんがモーターボートを出して来て出迎えていただきました。これで「韓国・釜山クルージング」は完了です。
今夜はこの港でゆっくり休むことにします。

 
                          本渡のホテルでのパーティー
6/11
千葉へ
 走行距離 : 0.0 NM
 Total : 403.7 NM
 走行時間 : 0:00
 Total : 74:35
昨夜は市内のホテル最上階のレストランで地元ヨットクラブの主催の「KAZE号、韓国・釜山クルージング達成」と銘打ったパーティーとなりました。船長のKNさんには大きな花束が手渡され、賑やかなパーティーで楽しい夜を過ごしました。クラブの皆さんに感謝、感謝です。
今朝は「梅雨の走り」の強い雨が降っています、いつものレモンティーを味わってから荷物をまとめて雨の中帰途につきました。7:34にクラブ近くのバス停から空港行きのバスに乗り約3時間半かかって熊本空港へ、12:00のJALで羽田へ、そして電車・バスを乗継ぎ15:30、2週間ぶりに帰宅しました。
今日でちょうど生後4週間目の孫娘は顔つきも見違える程しっかりして体重もかなり増えています、目を覚ましたのを機会に抱っこしながら釜山クルージングの場面を思い出しています。 明日からはK&Aの航海を陰ながらサポートします。